見守りタグとICTを活用したシニア/子供の街歩き促進サービスの検証 | 多摩イノベーションエコシステム促進事業
見守りタグとICTを活用したシニア/子供の街歩き促進サービスの検証

見守りタグとICTを活用したシニア/子供の街歩き促進サービスの検証

コミュニティ活性化 コミュニティ活性化

プロジェクトチーム

  • ジョージ・アンド・ショーン株式会社
  • 京王電鉄株式会社
  • 小田急電鉄株式会社
  • 日本オラクル株式会社

背景

全国と同様、多摩地域においても少子高齢化が進行しています。シニア世代はコロナ渦で外出機会の減少により健康不安が増大していると言われており、比較的子供の数が多い多摩地域では交通安全や防犯への対応が求められています。また、少子高齢化により地域でのシニア世代と子供世代の交流の機会が少なくなっていると考えます。

取り組み内容

見守りタグとICTを活用した街にでかけたくなる仕掛けづくりにより、移動による健康増進、子供の見守り、コミュニケーション機会の創出を目指します。
具体的には、シニアおよび小学校低学年のお子様を対象に見守りタグを配布し、街中歩行で各種イベントが起きる仕組みによるポイントラリーや、駅や特定の場所の通過をお知らせする見守りサービスの検証を京王電鉄および小田急電鉄と連携して行います。


プロジェクト取り組みの結果

見守りタグを活用し、シニアの外出促進支援となるポイントラリーおよび子どもの安心のための通学路整備”駅通過メール”の2施策に関する企画・実証を行いました。
連携先電鉄会社の協力により、シニア130名、小児110名のユーザーが参加され、合計28の協力店舗、5か所の見守り拠点から協力が得られました。2022年11月~2023年2月の実証期間では、シニア参加者の約8割が3日以上のタグの携行を行い、約5.5割が商品交換可能な50ポイントを獲得し、商品交換が行われました。また、子ども見守りについては、多摩センター駅では1,300件の駅通過が感知されました。
ポイントラリー、メール配信見守り共に、利用者に見守りタグを日常的に携行をし続けていただくという目標を達成することができました。さらに、ポイントラリーについては、外出促進へのモチベーションアップにも一定効果を示し、商店活性と合わせての施策として有効性が示唆されました。

プロジェクトの実績

会社情報

会社名 ジョージ・アンド・ショーン株式会社
設立 2016年3月
本社所在地 東京都渋谷区神宮前6-23-4 桑野ビル2階
ウェブサイト https://george-shaun.com/
事業内容 当社は「少しだけ優しい世界を創ろう」をビジョンとして認知症/MCI(軽度認知障害)早期検知サービスなど、さまざまな社会課題解決のための開発を進めるAIベンチャー企業です。大切な人や物の位置を把握できる見守りタグ『biblle(ビブル)』をはじめとする、ビーコン技術の連携によるサービスを提供しており、高齢者や認知症の方々が安心して笑って出歩けるような、小さな優しさを紡いで見守りが機能する街づくりを目指しています。
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