使用済み人工芝の再資源化モデルの検証
株式会社ピリカ

プロジェクトチーム
- 株式会社ピリカ
- 多摩地域のスポーツ施設
背景
人工芝は充填剤・パイル・基布等の複数の素材から構成されており、分離や再資源化が困難であることから焼却や埋め立てによる処理が一般的です。また人工芝の管理者は人工芝を処分する際にサッカー場1面で1000万円にものぼる処分費用を負担しています。多摩地域でも毎年数十トン以上の使用済み人工芝が発生していると見込まれ、環境面、財政面の両面において処理負荷を下げる解決策が求められています。
取り組み内容
スポーツ施設等から使用済み人工芝を引き取り、独自技術を用いてリサイクル板材として再資源化を行います。再資源化した板材から製品を製作し活用することで、資源循環モデルの構築を目指します。
具体的には、リサイクル板材の新たな用途展開の可能性はあるか、可能性がある場合に製品に要求される要素は何かについて検証します。また、製品の製造工程におけるCO2排出量が人工芝を廃棄したときと比較して少なくなるかを確認し、製品が定量的な環境価値を提示できるかどうかを検証します。
会社情報
会社名 | 株式会社ピリカ |
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設立 | 2011年11月 |
本社所在地 | 東京都千代田区九段北1-4-7-802 |
ウェブサイト | https://corp.pirika.org/ |
事業内容 | 科学技術の力であらゆる環境問題を解決することを目指し、2011年に大学の研究室で個人のプロジェクトとして始まり、同年に法人化。様々な環境問題の中でも、一歩目としてごみ(特にプラスチック)の自然界流出問題に注力しています。 |