健康・医療

月経の状態を可視化するシステムの原理検証

プロジェクトチーム

  • 株式会社asai
  • 株式会社菊池製作所
  • 株式会社AFUR
  • 株式会社tsam
  • 学校法人東京薬科大学

背景

婦人科疾患に関して、10歳から25歳未満の⼥性の40%が⽉経困難症を持っていることや、⽣殖補助医療で誕⽣した新⽣児の⼈数は14.3⼈に1⼈であるというデータが示されています。現状、⽉経の状態を他⼈と⽐較することがなく、婦⼈科系疾患に気づかない⼈が多いため、早期発⾒・治療が困難であると考えられます。
また、フェムテック市場規模は急速に成長しており、今度数年間での成長も予想されています。

取り組み内容

婦⼈科系疾患の早期発⾒・治療のためには、経⾎の量や⾊、不純物の有無から婦⼈科系疾患の兆候を捉えることが期待されています。
本実証では、「経血の量」「経血の色」などのデータを収集するために、生理用品につけるセンサや経血の画像認識アプリなどのシステムの試作・検証を、多摩地域内外の企業・大学等と連携して行います。

プロジェクト取り組みの結果

本検証では、ユーザーインタビューを通して生理が生活に与える影響を調査し、解決策となるアプリのプロトタイプ開発を行いました。生理の3つの不(不安・不満・不便)について整理を行い、360人を対象とした大規模ヒアリングにより、3つの不の深掘りを行いました。

また、生理状態の記録や利用ユーザー同士でそれを共有することが可能なアプリを開発し、ユーザーヒアリングによるアプリの検証を行いました。本実証の結果、生理の状態が把握できるアプリは、「生理に関する不安を安心に変えることができるソリューションである」ことが分かりました。また、アプリ利用者の意識・行動変化を起こすことにも寄与していることも検証できたため、更なる機能・用途拡充が期待できることが分かりました。

会社情報

会社名株式会社asai
設立2021年11月
本社東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー15F
WEBサイト https://asai-inc.com/
事業内容当社は、生理の状態を可視化するデバイス開発をするスタートアップです。新しい生理との付き合い方を提案することで生理で悩むことなく自分らしくいられる人を増やし、第二次生理革命を起こします。

健康・医療

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東京・多摩地域で、イノベーションを起こし続ける好循環(エコシステム)を作ることを目指して、
中小企業や大学・研究機関、スタートアップ等の多様なプレイヤーが交流し連携を強める取組を展開しています。

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