プロジェクトチーム
- エアロセンス株式会社
- 多摩地域の林業家
- 山陽商事株式会社
背景
全国の林業従事者は、1970年には約20万人だったのが2005年には5万人を切るなど減少し続けています。若年層の就職先として林業を含む第一産業を希望する方は非常に少なく、人材不足・高齢化が問題となっています。
また、林業は労働災害が多いと言われており、現場作業の安全・安心の確保が重要となっています。
取り組み内容
急峻で人が現場に入りにくい多摩地域の森林において、「VTOL(垂直離着陸型固定翼ドローン)」を用いたレーザー計測等を実施し、現場作業の負担軽減の有無やデータの利活用方法について検証します。
林業のICT化を進めることで、人材不足の解消、現場作業の安心・安全化により、整備された森林を増やしていくことで、多摩地域の豊かな自然の保護に繋げることを目指します。
プロジェクトの取り組みの結果
多摩地域の森林において、VTOL型ドローンを用いたレーザー計測を活用したスマート林業は有効なデータが取得できるか、また現場の負担軽減の可否等を検証しました。実際にVTOL型ドローンによるレーザー計測により、材積計算を行うことができました。具体的業務利用の候補を5つ挙げ、それぞれの候補について計3件のヒアリング先からコスト削減効果・業務有効性があることが確認できました。レーザー計測データを利活用できないプレイヤーやレーザー計測データの有効性に不安を持つプレイヤーが多く存在することが予想されるのに対して、本実証結果により、本レーザー計測データは業務において十分な信頼性があることを示すことができました。
会社情報
会社名 | エアロセンス株式会社 |
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設立 | 2015年8月 |
本社所在地 | 東京都北区田端新町1-1-14 東京フェライトビル |
ウェブサイト | https://aerosense.co.jp/index.html |
事業内容 | 自律型無人航空機によるセンシング等とクラウドによるデータの処理・ 管理を組み合わせた産業用ソリューションの開発・製造・販売を行っております。 最先端のドローン、AI、クラウドの利用により様々な作業を自動化していくことで、社会に貢献します。 |