Morning Pitch 第492回 東京都「多摩イノベーションエコシステム促進事業」コラボ特集 開催報告 | 多摩イノベーションエコシステム促進事業
Morning Pitch 第492回 東京都「多摩イノベーションエコシステム促進事業」コラボ特集 開催報告

Morning Pitch 第492回 東京都「多摩イノベーションエコシステム促進事業」コラボ特集 開催報告

イベント開催報告

 ベンチャー企業と大企業の事業提携を生み出すことを目的としたピッチイベント「Morning Pitch」にて、2024年3月28日(木)に「多摩イノベーションエコシステム促進事業」コラボ特集が開催されました。
本イベントには、令和5年度リーディングプロジェクト選定企業4社と令和4年度リーディングプロジェクト選定企業(令和5年度も継続支援)1社が登壇しました。

 当日は大企業の新規事業担当者や投資家等、会場およびリモートあわせて200名を超える方が観覧されました。この報告では、当日のイベントの様子を紹介します。

ピッチ①:寝具等の廃棄物の回収と再生素材化を行う廃棄を素材に変えるサービス「susteb」
株式会社yuni 代表取締役CEO 内橋堅志氏

 株式会社yuniでは、「日本を廃棄大国から資源大国へ」をビジョンに掲げ、寝具等の廃棄物の回収と再生素材化を行い、廃棄を素材に変えるサービス「susteb」を提供しています。

 ピッチでは、「susteb」のサービス内容やビジネスモデルの説明に加え、再生工場を全国に展開して障がい者雇用を推進することで地方のごみ処理場の逼迫と障がい者雇用の問題の双方を解決する取組を行っていることなどもご説明されました。

 質疑応答では、引き取り、再資源化、素材開発まで一気通貫でできる理由を問われ、代表の実家が寝具メーカーだったこと、リサイクル技術を有していることの2つが掛け合わさった結果だと考えており、リサイクル技術と製造ノウハウを両面持ち合わせている企業は少ないと回答されました。

◆リーディングプロジェクト「寝具等の再生素材化によるサーキュラーエコノミー実現に向けた検証」
 https://tama-innovation-ecosystem.jp/project/environmental/1989/

ピッチ②:最新高輝度蓄光素材を活用した非電力の新しい暗闇対策と空間演出「ナイトコンシェルジュ」
株式会社humorous 代表取締役 田村勇気氏

 株式会社humorousでは、12時間にわたって夜間発光が可能な最新の高輝度蓄光素材を活用し、電気工事やメンテナンス不要で適度な明るさを提供する空間演出プロジェクト「ナイトコンシェルジュ」を提供しています。

 ピッチでは、暗い場所そのものの課題やそこに照明灯を設置することで起こるコスト増の課題に対して「ナイトコンシェルジュ」の活用が効果的であることのご説明や、実際に国土交通省のモデル事業や隅田川花火大会で活用された事例のご紹介をされました。

 質疑応答では、悪天候や屋内でも発光するのかを問われ、天候に関わらず雨天でも発光可能で、キャンプ場などの太陽光が当たらない森の中や屋内でも発光する旨をご回答されました。

◆リーディングプロジェクト「電気を使わず高輝度蓄光素材を活用し、暗闇を安心にする新しいあかりの検証」
 https://tama-innovation-ecosystem.jp/project/environmental/1990/

ピッチ③:空から社会を支える技術 国産ドローンメーカー、エアロセンス
エアロセンス株式会社 取締役 嶋田悟氏

 エアロセンス株式会社は、林業や農業、防災など多目的に活用可能な国産ドローンの開発メーカーで、ドローン機体の販売のみならず、計測データの解析・成果物のアウトプット、オペレーショントレーニングまでトータルソリューションを提供しています。

 ピッチでは、ドローン本体の飛行やカメラデバイスの特徴や、撮影したデータを元にその日のうちに三次元点群モデルを生成する技術のご説明に加え、実際に災害時の被害状況の把握や平時の土地管理などでの活用されている事例のご紹介をされました。

 質疑応答では、民間での活用事例を問われ、民間でも警備の目的で警察と商流のある民間企業がドローンを購入して活用しているBtoBtoGの事例についてご回答されました。

◆リーディングプロジェクト「垂直離着陸型固定翼ドローンによるレーザー計測を活用したスマート林業の検証」
 https://tama-innovation-ecosystem.jp/project/safety/1997/

ピッチ④:スマホアタッチメント型眼科医療機器「Smart Eye Camera」
株式会社OUI 最高執行責任者(COO) 中山慎太郎氏

 株式会社OUIでは、「世界の失明を50%減らし、眼から人々の健康を守る」をミッションにスマホアタッチメント型眼科医療機器「Smart Eye Camera」を提供しています。

 ピッチでは、「Smart Eye Camera」が専門眼科医に限らず、医師の指示のもとで看護師や視能訓練士等の医療スタッフが使用可能であることや、途上国を中心に世界40か国ですでに展開中で、日本でも医療過疎地域である離島などで活躍していることなどをご説明されました。

 質疑応答では、販売先とマネタイズポイントについて問われ、販売先は医療機器なので医療機関や医療従事者に展開していることや、「Smart Eye Camera」で診断はできるが治療ができないため、医療関係者と連携を深める必要があること、将来的にはtoC向けに販売して、最終的には一家に1台の普及を目指していることを回答されました。

◆リーディングプロジェクト「新眼科医療機器を用いた包摂的な眼科診断モデルの検証」
 https://tama-innovation-ecosystem.jp/project/healthcare/1987/

ピッチ⑤:妊娠、出産、子育ての不安に寄り添うオンライン医療相談「産婦人科・小児科オンライン」
株式会社Kids Public 代表取締役 橋本直也氏

 株式会社Kids Publicでは、妊娠、出産、子育てにおいて誰も孤立しない社会の実現」を目指し、オンラインの医療相談「産婦人科・小児科オンライン」を提供しています。

 ピッチでは、「妊娠中~産後まで切れ目なく」「診療よりも気軽な相談に特化」「専門性の保証」という3つの特徴があること、今まで累計で15万件の相談実績があり、ユーザー満足度も高い状態を維持していること、BtoBtoCに特化しており、130の市区町村と50を超える企業で導入実績があることなどをご説明されました。

 質疑応答では、相談の回答の質を担保するために行っていることについて問われ、医師・助産師で構成されたクオリティコントロールチームを運営側で作っており、利用者からフィードバックの点数を数値化して、平均点以下の医師には是正を求めている旨をご回答されました。

◆リーディングプロジェクト「産婦人科・小児科オンラインシステムを活用した包括的医療相談サービスの検証」
 https://tama-innovation-ecosystem.jp/project/healthcare/384/

イベント終了後も、会場では登壇企業と観覧企業の皆様による交流・意見交換がされており、
新たな協業のきっかけとなりうるイベントでした。
今後のイベントにも是非ご参加ください!
その他活動にもご関心のある方は是非コミュニティにご入会ください!

コミュニティの入会概要と申し込みページ
https://tama-innovation-ecosystem.jp/community/

コミュニティで今後予定しているイベント
https://tama-innovation-ecosystem.jp/event/

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