「他業種の方と交流したい」「社内の課題を解決するヒントを得たい」「専門家の話を聞きたい」
そんなお悩みを解決するテーマ別ワークショップを実施しています。
重点テーマ「物流・モビリティ」の中から「物流の合理化・効率化」にフォーカスした第2回ワークショップを、2022年11月25日（金）に東京たま未来メッセにて開催しました。
前回の参加者を超える22社にご参加頂きました！
また、多くのメディア出演実績・出版実績を持つ、株式会社イー・ロジット（国内トップクラスの通販専門物流代行会社）の角井亮一氏をお招きし、日本の物流システムが抱える課題についての講演や参加者との交流を行いました。
この報告では、当日のイベントの様子や参加者からのご意見を紹介します。
【前半部 トレンド紹介・事例紹介】
新型コロナ問題をはじめ、燃料価格の高騰や労働力不足等の近年の動向は、物流業界に様々な影響を与えています。そこで、物流ビジネスを「輸配送」と「倉庫」の大きく二つのテーマに分けて、それぞれにおける動向・トレンドや事例の紹介を行いました。
【輸配送】
「物流の2024年問題※」やEC市場の拡大等によりドライバー不足が懸念されています。その問題に、効率化の観点から「輸配送プロセスの最適化」、「輸配送手段の最適化」、「受け渡し方法の最適化」の3つのトレンドソリューションを示し、その具体的な事例を紹介しました。
※2024年度からのトラックドライバーに時間外労働の上限規制適用に伴い、物流業界で生じる様々な問題のこと。
【倉庫】
倉庫内で行われる保管・荷役・包装・包装・流通加工も物流を構成する大きな要素であり、倉庫での作業・オペレーションの効率化も目下の課題となっています。この課題に対して、各企業が取り組む「倉庫内オペレーション全体の最適化」、最新の物流関連ロボット等による「倉庫内作業の最適化」の２つのソリューションについても紹介しました。
【ゲスト講演 株式会社イー・ロジット代表取締役 角井亮一様】
角井亮一氏に、現在日本の物流システムが抱える課題とそれを解決するソリューションについてご講演をいただきました。特に物流から経営戦略をつくっていくお話に注目が集まりました。「物流」をコストセンターとして捉えるのではなく、利益を生み出す部門として捉え、物流に資源とIT技術を投入していくことで売上の向上を目指す重要性について大手メーカーなどの事例を引き合いに出しながらお話頂きました。
【後半部 ワークショップ】
ワークショップとして、各参加者の事業概要や、物流の合理化・効率化に関連する取組における課題等を共有しました。角井氏にもご参加いただき、各参加者間の事業内容についてわかり易く説明を挟んでいただきながら、各参加者の課題を深堀していきました。
その後、出てきた課題を起点に、特に、配送や倉庫関連事業者など物流に関する課題に日々接しておられる参加者と、物流の効率化に向けたソリューションを提供されている参加者間での新たな事業の可能性に関する議論を行い、大いに盛り上がりました。
【交流会】
自由参加の交流会では、さらに深い情報交換やディスカッション、名刺交換などが行われました。
今回は参加者にデモ品をお持ち頂き、実際に他の参加者に製品を体験頂きました。実物を体験することで、新たな気づきが生まれたり、具体的な連携イメージを沸かせながら、活発なディスカッションが行われました。
【ご参加者の声】
当日のご参加者にアンケートを実施した所、以下の様なお声を頂きました。
「様々な角度から物流に携わる方のお話を聞けて大変参考になった」（大企業）
「”物流の専門家”の話を聞く機会はこれまでなかったため勉強になった！」（スタートアップ企業）
「弊社物流分野への課題に対して具体的なソリューション案が見つかった」（中小企業）
多くの方に満足いただけるイベントとなりました。
次回以降のイベントにも是非ご参加ください！
詳細は下記のページをご覧ください。
コミュニティの入会概要と申し込みページ
https://tama-innovation-ecosystem.jp/community/
コミュニティで今後予定しているイベント
https://tama-innovation-ecosystem.jp/event/
