Please note that our machine translation system does not guarantee 100% accuracy. The following limitations may apply:

  • ホーム
  • 活動報告
  • 【令和7年度第3回事業構想ワークショップ】~産学連携ピッチ~ 開催報告
コミュニティレポート

【令和7年度第3回事業構想ワークショップ】~産学連携ピッチ~ 開催報告

 多摩地域の大学に所属する研究者の研究シーズと企業等とのマッチング機会の創出を目的に、第3回事業構想ワークショップ~産学連携ピッチ~を開催しました。
 今回は5つの大学から5名の先生にご登壇いただき、最先端の研究シーズや産学連携ニーズに関するピッチを行いました。
 この報告では、当日のイベントの様子や参加者の皆様からのご意見をご紹介します。

オープニング

 はじめに事務局より、本事業に関する説明と産学連携によるイノベーション動向の解説を行いました。
 産学連携とは、大学等の研究・教育機関(学)にて研究した基礎的・理論的裏付けに基づいて、企業(産)が商品開発等イノベーションの創出を目指すプロジェクトを指しています。産学連携に取り組むことのメリット・デメリットや、本事業における産学連携によるイノベーション創出事例、産学連携に関する政策動向などもご紹介しました。

産学連携ピッチ

 登壇者5名より、研究シーズや産学連携ニーズについてのピッチを行っていただいた後、参加者からの質疑応答を行いました。
▼ピッチの様子はこちら
https://tama-innovation-ecosystem.jp/info/community/5445/

電気通信大学 大学院情報理工学研究科 湯 素華先生 「非接触型バイタルサイン検知技術によるヘルスセンシングの変革」

 電気通信大学は調布市に所在する大学で、電気通信に関する教員が国内で最も多い大学です。
 湯先生は無線通信やセンシング技術で活躍されている研究者で、情報通信技術を生かして市販のWi-Fi機器を用いた非接触型のセンシング技術に取り組んでおられます。呼吸や心拍などのバイタルサインの検出を用いて、主に睡眠時無呼吸症候群や高齢者の異常検知に生かされている研究内容となっており、介護やヘルスケア分野での応用が期待されています。
 今回はWi-Fiセンシングの研究背景や、電波伝搬モデル、バイタルサイン抽出について説明をいただきました。産学連携ニーズとして、実証実験場所を提供いただける介護施設や、生体情報のデータ連携システムの共同研究・開発を行うIoT企業との連携を希望されています。

工学院大学 先進工学部 応用物理学科 永井 裕己先生「製品の高付加価値化を実現する溶液塗布型高機能性薄膜の形成技術」

 工学院大学は1887年に設立された日本初の私立工学系高等教育機関で、これまでに10万人を超える「モノづくり人材」を社会に輩出しています。
 永井先生は、真の溶液から形成する機能性薄膜に関する研究をされています。特別な装置を使わずに、高品質で多機能な膜を作ることができるため、窓ガラスや壁などの建築・インフラ設備等や精密機器など幅広く活用することが可能です。今回は透明導電膜・ヒーター、滑水膜についてご紹介いただき、社会実装に向け、原料合成パートナー(化学メーカー)、溶液調整パートナー(ファインケミカルメーカー)、成膜パートナー(装置メーカー)との連携を求めておられます。

中央大学 理工学部精密機械工学科 伊藤 文臣先生「水中インフラの診断・保守をワンストップで代替するプラットフォーム」

 中央大学は1885年に設立された大学で、東京都内に多数のキャンパスを有しています。伊藤先生が所属されている精密機械工学科では、ロボティクス・材料・計測・制御といった多彩な研究が行われています。
 伊藤先生は生物模倣ロボット・水中ロボット・ソフトロボットを専門とされており、多数の論文や特許技術取得の実績を有しておられる若手研究者です。今回は、水中ロボットとして、バクテリア型ロボット、テッポウエビ型ロボットについて研究内容をご紹介いただきました。
 現在、水中インフラの診断・保守をワンストップで代替するプラットフォームの構築を構想されており、産学連携ニーズとして、水中におけるセンシング技術画像解析技術や、水中作業用アームの開発技術、水中プラットフォームを構築できる通信技術を保有するプレイヤーとの連携を求めておられます。

一橋大学 ソーシャル・データサイエンス研究科 坂野 遼平先生「多様なIoTデータの流通に向けたメッセージング技術」

 一橋大学は指定国立大学の1つで、社会科学系の大学として国内有数の歴史を有する大学です。2023年4月には72年ぶりの新学部として、ソーシャル・データサイエンス学部を新設されています。
 坂野先生は分散システム・情報ネットワークがご専門で、多数の情報デバイスの通信高度化に寄与する技術とその社会応用について研究をされています。今回はPublish-subscribeメッセージングおよび、産学連携の事例として防災領域の事例をご共有いただきました。
 産学連携ニーズとして、広範なエリア或いは多数のデバイス管理が伴うインフラ監視や健康・見守り用途において、エッジデバイスの社会実装に向けた通信インフラの強化・共同研究を挙げられました。

東京都立大学 大学院システムデザイン研究科 角田 直人先生「空気中の水蒸気の可視化」

 東京都立大学は、東京都が設置する唯一の総合大学として、多彩な基礎研究や応用研究、大都市課題研究を推進することで、東京都の発展に貢献しています。
 角田先生は目に見えない光を用いて、物を壊さずに検査する、見えないものを可視化することを専門とする研究者です。今回は、目視が困難である水蒸気分布を可視化する研究について発表いただきました。同研究内容が実用化されることで、各種配管の劣化・腐食点検、素材の透湿・吸湿性能評価に活用することが可能になると考えられております。産学連携ニーズとして、開発からアプリケーションまで幅広い業種との連携を求めておられます。

交流会 

  最後に、登壇者と参加者、さらに参加者同士が交流する場として、交流会を実施しました。登壇した5者ごとにブースを設け、参加者はそれぞれの登壇者と直接対話し、今後の共創に向けた具体的な意見交換を行いました。

ご参加いただいた方の声を一部ご紹介いたします。
・共創イメージを持つことができるピッチ内容でした。また、新たな研究内容を聞くことができ、知見が広がりました。
・自身の持つ情報や、仕事上での関連などを振り返ってみることができたため、登壇者の発表から気づくことが多かったです。

今回も多くの方に満足いただけるイベントになりました。
本コミュニティの活動にご関心のある方は、この機会にぜひご入会ください!

■コミュニティの入会概要と申し込みページ
https://tama-innovation-ecosystem.jp/community/
■コミュニティで今後予定しているイベント
https://tama-innovation-ecosystem.jp/event-info/

当コミュニティの詳細や最新のイベント情報は
下記ページよりご確認ください