アバターロボットを活用した遠隔保育サービスの検証 | 多摩イノベーションエコシステム促進事業
アバターロボットを活用した遠隔保育サービスの検証

アバターロボットを活用した遠隔保育サービスの検証

子ども・教育 子ども・教育

プロジェクトチーム

  • 株式会社ChiCaRo
  • 株式会社シーズプレイス
  • 国立大学法人電気通信大学

背景

少子化によるさらなる人口減少が見込まれる中、子育て世代が暮らしやすい仕組みづくりが社会で求められています。    
多摩地域には、区部と比較して移動が不便なエリアがあり、移動が障壁となって子育ての取組や制度を有効活用できず、子どもと関わる機会が限られてしまうケースが存在します。
今後、多摩地域を更に子育てがしやすい地域としていくためには、先進的な取組が必要と考えています。

取り組み内容

子育て・保育の場にアバターロボット「ChiCaRo」を導入することで、どこからでも子どもに関わることができる遠隔保育サービスを提供します。
本実証では、多摩地域内の保育園運営会社と連携して、主に以下の取組を行います。
(1)保育園と保護者の接点である保育参観にChiCaRoを導入し、保護者が普段見ることのできない子どもの様子を知り、子どもへの理解を深める機会を提供する。
(2)子ども広場にChiCaRoを導入し、保育士などの専門職がChiCaRoを通して子どもと関わることで、保護者に対して子どもへの関わり方を学ぶ機会を提供する。

プロジェクト取り組みの結果

ChiCaRoの試作機の製作を実施し、保育園における遠隔保育参観と子ども広場における遠隔親子教室の2つの実証を実施しました。

遠隔保育参観では、ChiCaRoを通して、保育園での自然な子どもの様子を見る機会を保護者に提供しました。また、遠隔親子教室では、商業施設の子ども広場に参加した親子に対して実施し、ChiCaRoを通して保育の専門家が関わることにより、子どもの関わり方についての学びを提供しました。本検証に参加した方のアンケートより、利用満足度や継続的な利用希望、ロボットの受容に対して肯定的な意見が多数得ることができました。

プロジェクトの実績

会社情報

会社名 株式会社ChiCaRo
設立 2017年4月
本社所在地 東京都渋谷区神宮前6-23-4 桑野ビル2階
ウェブサイト https://www.chicaro.co.jp/
事業内容 遠隔共同子育てロボット「ChiCaRo」の企画・製造・販売を行っております。「ChiCaRo」は、国立大学法人電気通信大学の長井隆行特任教授と阿部香澄特任助教によるロボットとこどものインタラクションに関する研究から生まれております。遠くにいる人が乳幼児と充実したやりとりができる世界唯一の遠隔コミュニケーションデバイスです。

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