こどもの主体性・探求心などを育み世界観を広げるオンライン国際交流プログラムの提供 | 多摩イノベーションエコシステム促進事業
こどもの主体性・探求心などを育み世界観を広げるオンライン国際交流プログラムの提供

こどもの主体性・探求心などを育み世界観を広げるオンライン国際交流プログラムの提供

子ども・教育 子ども・教育

プロジェクトチーム

  • 株式会社シンクアロット
  • 社会福祉法人(保育園)
  • 学校法人(幼稚園)

背景

国際化の加速により、個々人が世界で活躍する機会は増加しています。また、貧困や環境問題などSDGsの達成に向けたへの国際協力の要請も高まっています。一方で、スイスの国際経営開発研究所(IMD)が発表したWorld talent ranking(2021)において、日本は「(人材の)国際経験」の指標が64カ国中最下位となりました。日本が島国であることも関係してか、中学校までに海外に行ったことのある人の割合も3割に留まっています。
日本のこどもたちには、世界に対する探究心を養い、世界の出来事を自分事化して考えるといった、将来の活躍の幅を広げるきっかけが不足していると考えられます。

取り組み内容

海外文化の理解やオンライン交流を通じて、こどもの主体性・探求心・SDGsマインドを育むプログラムの提供を検証します。
本実証では、多摩地域の幼稚園、保育園と海外のプリスクールをマッチングし、ビデオレターなどを使って、同世代との交流を行います。
また、マッチングしたプリスクールの国の文化(食べ物やスポーツ、場所、ことば等)を教材で学習した上で、こどもたち同士のオンラインライブ交流の機会を提供します。このように、学びをリアルな体験に転換し、こどもに世界に目を向けるきっかけを提供することを目指します。

プロジェクト取り組みの結果

多摩地域内の保育園において、オンライン国際交流プログラムを提供し、効果の検証を行いました。プログラムでは、オーストラリアとタンザニアについての事前学習とオンライン交流を実施し、大学教授の協力のもと、主体性、探求心、多様性理解に関する子どもたちの変化をプログラム提供前と提供後におけるスコアで比較しました。

その結果、3つ全ての項目においてスコアが上昇していることが分かり、本プログラムの提供により子どもにポジティブな変化があったことが分かりました。また、園経営者へのインタビューでは、幼少時のSDGs・国際経験は、ほぼ100%の園経営者が価値があると感じる一方で、70-80%の経営者が自園での活動が不足と回答があり、本プログラムへのニーズがあることを確認できました。

プロジェクトの実績

会社情報

会社名 株式会社シンクアロット
設立 2018年3月
本社所在地 東京都渋谷区渋谷3-1-9 YAZAWAビル3階
ウェブサイト https://www.thinkalot.jp/
事業内容 当社は、「こどもたちの世界観をひろげる」を事業ミッションとして 保育園・幼稚園や地域の子どもたちに向けたプログラムの提供を通して、SDGs解決に挑戦するスタートアップです。日本と世界のこどもたちをオンラインでつなぐ世界交流サービス「EN-TRY(エントリー)」を提供し、海外ネットワークと交流実績によるノウハウに基づいて、ぴったりの海外園とのマッチングから、交流パッケージ、コミュニケーション、ライブ時の翻訳・ファシリテーションまで一気通貫で提供しています。

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